こんにちは、ハンター(@ajihuntofficial)です。
アジングにはさまざまな仕掛け(リグ)がありますが、もっとも使用頻度が高いのは「ジグヘッド単体(ジグ単)」ではないでしょうか。
簡単なタックルとリグで魚釣りができるからこそ、ジグヘッドでの釣りが支持され、王道と言われているのかもしれませんね。
ご存じの通り、ジグヘッドは針と重りが一体化したものです。
1つのメーカーさんが複数種のジグヘッドを展開していることも珍しくありません。種類も豊富ですがそれ以上に、特に初心者の方は『どの重さのジグヘッドを選べばよいのか』ということで悩んでしまいますよね。
『重いと食わない』と聞いたから、とりあえず軽いものを選べば良いんじゃ?
俺は0.1g刻みで全重さをそろえているぜ!
今回は初心者の方が悩みがちなアジングでのジグヘッドの重さの選び方をいくつかの基準を挙げて解説したいと思います。
早速始めていきましょう。
快適に使用できる重さの下限を知ろう
最初にすべての状況に共通する結論を述べておきます。
それは、ジグヘッドの存在を感じ取れる重さを選ぶということです。
ジグヘッドの存在を感じ取るというのは以下のような流れで確認してみてください。
- 試したいジグヘッドを付けキャスト(無風の日を選びましょう)
- 着水後、ロッドを立てて、ロッドの先端を5~10cm程度小刻みに数回動かす(シェイクする)
- シェイクした際に、ラインがピン、ピンと張り、ジグヘッドの抵抗を感じ取れるかどうか
ロッドには適合ルアーウエイトの範囲が表示されていると思いますので、まずは下限にあたる重さのジグヘッドで試してみると良いでしょう。
下限探しは繊細です。0.2g違うだけでジグヘッドの重さを全く感じ取れなくなることもありますので、限りなく無風に近い状況で実施するようにしましょう。
快適に釣りができるジグヘッドの重さの下限が分かれば、あとは適合ルアーウエイトの範囲内で重くするだけじゃ
ちなみに、わたしが使用しているシマノ ソアレCI4+アジングS604L-Sの適合ルアーウエイトの下限は0.6gですが、無風に近い状態であれば0.4gを感じ取ることも可能です。
注)ジグヘッドの形状によって水の抵抗が変わります。リスペクトしているジグヘッドでお試しください。
基本的には、この下限の重さのジグヘッドを使用していきます。
このジグヘッドから釣行現場の状況次第で重さを上げていきますので、ジグ単で釣る場合は下限の重さより軽いジグヘッドを買う必要はありません。
風速でジグヘッドの重さを選ぶ
ジグヘッドの重さを変える(上げる)一番の要因は風です。
無風に近い状況であれば、下限の重さのジグヘッドだけで勝負することもできますが、急に風が出てくるというようなシチュエーションはよくあることです。
風が吹いてきた時も、基本的にはジグヘッドの存在を感じ取れる重さを選ぶことになりますが、先に述べた「下限探し」ほど繊細に行う必要はありません。
なぜなら、風は常に同じ強さで吹くとは限らず、強まったり、弱まったりを繰り返します。
強まったタイミングで重さを感じ取ることができれば、その重さが基準となります。
参考までにわたしのジグヘッドの重さのラインナップをお伝えすると、基準となる0.6g以上はこのようになっています。
- 0.6g(3種類)
- 0.8g(4種類)
- 1.0g(2種類)
- 1.3g(2種類)
- 1.5g(3種類)
- 2.0g(1種類)
- 3.0g(1種類)
基準近くは刻んでいるものの、特に重量級はものすごくザックリしていることが分かると思います。
ですが、これで十分アジングが成立しますし、強風の中でも数を出すことができています。
0.1g違いで揃えたいのであれば止めんが、十分使いこなせずベンチ入りさせてしまうのがオチじゃぞ。
水深よりも流れの強弱でジグヘッドの重さを選ぶ
これも釣行場所の状況に大きく左右されますが、潮の流れの強弱もジグヘッドの重さを変える(上げる)要因となります。
水深が深いから重くするんじゃないの?
確かに、水深のある場所で早く底まで届けたい(底付近に活性の高い回遊がある場合)時には有効かもしれませんが、比較的軽いジグヘッドでもリールを巻かない限りは沈みます。
軽めのジグヘッドが沈みづらい原因のほとんどは潮流の強さです。
アジは潮通しの良い場所に回遊してくる魚ですので、狙ったポイントの流れが速く、思った通りのレンジ(層)に届けるよりも先に流されてしまうという時は、ジグヘッドの重さを変えてみましょう。
ただし、潮流に関しては、流されている間に狙ったレンジに到達することもよくあります。
むしろ、ドリフトのような釣り方になり、魚からの反応が良くなることもありますので、重さを変える前に上流にキャストし様子を見ることも忘れないようにしましょう。
飛距離を出したいからジグヘッドを重くする
常夜灯の力が弱まってくると沖にキャストしたくなりませんか?
実際、わたしは沖の表層を探ることで、日の出前後の高活性なアジを引っ張り出すことがよくあります。
ただし、重さと誘うスピードはトレードオフです。
ある程度の水深があれば、根掛りロストは起こらないでしょうが、それでも狙いたいレンジから外れてしまう可能性は高まりますし、そもそも早い誘いでは口を使わないことだってあり得ます。
ハンターさんは朝日に向かってぶん投げるのが好きじゃもんな。
重いジグヘッドに変えても、ワームが大きければそれ程飛ばんぞ。
体感では、「1g+アジリンガー」=「2g+アジリンガープロ」じゃな。
釣行場所の状況をよく観察して判断するようにしましょう。
素早く広範囲をサーチ(探索)したいからジグヘッドを重くする
わたしの経験から率直にお伝えするならば、あまり意味のない行為だと思っています。
わたしのホームである大分県中部エリアでは、素早いサーチ(探索)に反応するだけの高活性なアジが毎日いるというような状況はありません。
広範囲ということであれば重いジグヘッドを使用することは間違いではありません。
しかし、重いジグヘッドを使った素早いサーチというのは、本当にアジを探索できているのでしょうか。
素早い動きに反応しないだけで場所を変えるというのはとてももったいないことです。
サーチ方法(アジングでの誘い方)は別記事にまとめていますのでそちらもご覧ください。
まとめ
今回はジグヘッドの重さ選びについてわたしの経験をもとに解説させていただきました。
- 快適に使用できるジグヘッドの下限の重さを知ろう。
- 風速に応じて重さを変える(上げる)。
- 潮流の強さに合わせて重さを変える(上げる)。
- ジグヘッドの重さは0.1g刻みで買いそろえる必要はない。
- 飛距離を出したければ重めを選ぶのもあり。
- 重いジグヘッドでの素早いサーチ(探索)はあまり意味がない。
初心者の方やアジングに自信の持てないアングラーの方には、ぜひ真似をするところから始めてみてください。そして、釣果が上がった時には一言コメントを頂けると嬉しいです。
この記事が皆さんの良い釣果につながると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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