こんにちは、ハンター(@ajihuntofficial)です。
釣り場で魚からのアタリが感じられないとき、皆さんはどんなことを考えますか?『ワームを変えようか?』『ジグヘッドのせい?』…その中に『ショックリーダーが合っていないのでは?』と考える人も少なくないでしょう。
今回はアジングで使用するショックリーダーについて、どの「太さ」を選べばよいのかを、これまでのアジングでの経験をもとに解説していきます。
現場で釣れないのはショックリーダーのせい?
細いとラインブレイクが心配…
太いと魚に見切られるのでは…
そもそも、どの太さを選べばよいか分からない
ショックリーダーの素材はフロロカーボン一択ですよ。早速始めていきましょう。
自分の釣り場次第で0.6号 or 0.8号を選びましょう
アジングでは「ジグ単」に限らず、「スプリット」「キャロ」「フロート」など、様々なリグを使いますが、釣れるアジのサイズが30cmまでの場合、すべてのリグに対応したいということであれば0.8号のショックリーダーを選びましょう。
もし、ジグ単に特化したい(ゲストが少ないという環境であることも重要)場合は0.6号がベストな選択です。
ショックリーダーにはアジの吸い込みを邪魔せず、しっかりと衝撃を吸収してくれることが求められます。
「吸い込み」を重視するのであれば、もう少し細いショックリーダーを選ぶこともできますが、私の経験上、ラインメンテナンスの頻度が上昇するため、「ショックリーダーを組むのが面倒くさい」だとか、「少しでもショックリーダーを節約したい」という方にはおすすめできません。ちなみに、わたしは後者です。
偶然に選んだ0.8号と、試してみた0.3号&0.6号&1.2号
たまに切られる0.8号
わたしが最初に0.8号を選んだのは、その売り場で一番安かったからでした。アジング用のショックリーダーとして販売されているものは30m前後のものが多い印象です。1回あたりの使用量がそれほど多く(長く)ないショックリーダーですが、地味にお財布に効いてきます。消耗品でもありますので、値段を重視する方も少なくないでしょう。
実際の釣行で0.8号は特段問題なく使用できていましたが、時折ものすごい引きで一瞬のうちにショックリーダーが切られることがありました。
0.8号の強度は3lb(約1.4kg)程度となっています。
犯人は…
エソですね。歯が鋭く、抜き上げたとしてもショックリーダーがかなり傷つきます。さすがのわたしも、そのままキャストはできませんので、ショックリーダーを組み直します。
釣る側としては邪魔者のエソですが、こいつらがいるということは、餌となるアジ達がいるということ。
(釣れたエソは「さつま揚げ」でおいしくいただきます。)
そこで、もう少し太めのショックリーダーを試してみようと思いました。
ラインブレイク対策に買った1.2号
試しに買ってみたのは1.2号です。
1.2号の強度は5lb(約2.3kg)程度となっています。
そして、狙い通りラインブレイクにはかなり強くなりました。その当時、エソだと思い雑に抜き上げた魚がこちら…
マゴチです。しかも40cmオーバー。
ちなみに、この時はキャロライナリグでした。
足元まで寄せてきたときにマゴチだと分かっていれば、丁寧に引き上げたのでしょうが、ただドラグを締めただけの強引な抜き上げ。1.2号には、こんなサイズの魚も抜き上げられるほどの強度があります。
夏場になるとマゴチやエイといった捕食者が活発になります。掛かったアジに40cmクラスのエイが食いつくことも数回ありましたが、同じく足下まで寄せることができました。
(ランディングネットにも入りませんし、棘で道具の破損や怪我をする可能性もありますので、エイにはお帰りいただきました。)
1.2号の強度はとても魅力的ですが、本命のアジに対しては反応が遠のいたように感じました。
あくまでも個人的な感覚ですが。
アジングをしながらも、たまに顔を見せる大物ゲストにも安心して対応したい場合は1.2号もありじゃな。
もっと、しなやかさを!0.6号
大物ゲストはうれしいのですが、やはりアジを釣りたい!
ショックリーダーがしなやかであれば、より自然な誘いができるのではないかと考えて購入したのが0.6号です。
0.8号と比べてもかなり細く、弱い吸い込みでも確実に口の中に入ってくれます。実際にアジの食いつきは良く、2.5lb(約1.1kg)程度のライン強度がありますので、30cmまでのアジが相手であればラインブレイクの心配はほぼないでしょう。
もし、自分の釣り場の魚種がアジ中心でゲストが少ないという方は0.6号はベストな選択です。
エソ、エイ、シーバス等が頻繁に掛かるようでしたら、0.8号以上をおすすめします。
カマス、ダツ、メッキといった魚種も良く出会う堤防のゲストですが、うまく針掛かりしていれば、0.6号で十分取り込めます。
線径が細くなればなるほど素材の劣化に気を使う必要があります。
『釣行のたびにラインを組み直すよ』というアングラーであれば問題はないのでしょうが、目立った傷がつかない限りラインを組み直すことのないわたしは、その微々たる出費が気になります。
実際にアジを釣るだけであれば、2週間ラインを組み直さないということもあります。
(2022/12/18現在、モニタリング活動に対応するため、メインラインにエステルラインを使用しています。ショックリーダー以上にメインラインのメンテナンスのため、4回目の釣行時はラインシステムを組み直しています。)
夏の豆アジ対策に選んだ0.3号
毎年のことですが、夏場になるとアジンガーの皆さんを悶絶の渦に引きずり込む豆アジ。
豆アジ狙いというと、ジグヘッドとワームに注目が集まりますが、わたしはショックリーダーにも気を使っています。
いくら小型で吸い込みやすいリグでも、繋がっているショックリーダーのハリが邪魔をしていては意味がありませんからね。
夏場を中心に使用しているのは0.3号のショックリーダーです。
線径は細く、いかにもひ弱に感じますが、豆狙いに特化するのであれば十分な強度です。
ただし、夏場はエソ、エイに加え、特にシーバスが邪魔をしてきますので、これら大物ゲストは“無視する(ラインブレイク覚悟)”で選びましょう。
また、線径が細いことによる素材の劣化スピードも早いです。
ショックリーダーをまめに組み直す覚悟は持っておきましょう。
しっかりとメンテナンスさえしておけば、20cm以上の抜き上げにも耐えられますが、やはり秋口以降はタモ必携ですよ。
豆アジに関するジグヘッドとワームについては別記事でまとめています。
気になる方はぜひご覧ください。
番外編:素材と太さが同じであれば、餌釣りのハリスは代用できる?
基本的にはルアー釣りコーナーで探すショックリーダーですが、餌釣りコーナーにも似たようなラインが並んでいることに気が付いた方も多いのではないでしょうか。
そう、餌釣り用のハリスです。
ショックリーダーも、ハリスも、共に各メーカーさんが日々研究・開発を行っていらっしゃるものですから、ルアー釣りを行うのであれば推奨はショックリーダーなのでしょう。
一方、ラインの材質は同じフロロカーボンという前提で、同じ号数のラインであれば、その強度や性能(アジングでの釣果)に差は生まれにくいのではないでしょうか。
実際のところはどうなのでしょうか。
わたしの経験からお伝えすると、明確な性能の差はない!です。
だいぶ前からわたしはショックリーダーとしてハリスも使うようになりました。理由は以下の3つです。
- まずはコスパ。ハリスは50m、もしくはそれ以上の長さの商品もあり、値段も安い。
- 素材は同じフロロカーボン。素材と号数が同じであれば違いは少ないのではないか。
- 確実にアジングは成立する!ショックリーダーと変わらずアジが釣れる!
どんなアングラーにとっても、お財布にやさしいって大切ですよね。
以下、わたしが使っているハリスを紹介しておきます。
ダイヤフィッシング
ジョイナー・ボスメントⅡ
ハリスに関しては、ショックリーダーに比べると、少しハリが強いように感じています。
ラインシステムを組んだ当日よりも、2回目以降の釣行の方がアジからの反応が良いように感じています。
まとめ
アジングで使用するショックリーダーの太さに迷ったら、ご自身の釣り場環境に合わせて0.6号もしくは0.8号を選びましょう。
- 問題なくアジが釣れ、コスパと耐久性のバランスが良いのは0.8号
- 釣行場所の状況次第では1.2号という選択も。不意の大物ゲストにも安心だが…
- ジグ単特化でしなやかさ重視なら0.6号。ただし、ゲストが少ない(無視する)環境で。
- 夏場の豆アジに特化するならば0.3号。不意の大物用にタモは必携です。
堤防や漁港が中心のアジングでは、それほど太いショックリーダーである必要はありません。
今回はアジングで迷いがちなショックリーダーの太さの選び方について、わたしの経験をもとに解説しました。
この記事が皆さんの良い釣果につながると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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