こんにちは、ハンター(@ajihuntofficial)です。
わたしが使い込んだ製品の中で、特におすすめの製品を紹介する「My best fishing tackle」。
今回は第一精工(DAIICHISEIKO)から販売されている「PICKERS EX」をご紹介します。
製品情報
商品名 | 定価(税込価格) | サイズ(最大長×最大幅×最大厚) |
PICKERS EX | 2,500円(2,750円) | 188mm×36mm×34mm |
ライトゲーム主体のわたしは、メインラインとショックリーダーを「トリプルエイトノット」で結束しているのですが、トリプルエイトノットの最難関は何と言っても『ねじった輪の中に親指と人差し指を突っ込んで、リーダー側の糸を引き抜くこと』ですよね。
冬場に限らず、うまく2本の指を突っ込めずにまごまごしていると、ねじった輪がヨレてイライラ、時には最初からやり直し…という経験をお持ちの方は少なくないでしょう。
このPICKERSは、そんなイライラを解消してくれる便利アイテムなのですが、このアイテムの素晴らしい点は…リードでは書き尽くせませんので、具体的に紹介していきます。
使用環境
自宅で行う釣行準備に限らず、釣り場でもラインを結び直すことはよくありますよね。
また、アジングと言えば「ナイトゲーム」。
ただでさえ光量の少ない時間帯であることに加え、現場では特に「風」がメインラインとショックリーダーのノットを邪魔してきます。
わたし自身、自分でいうのも何ですが、華奢な指先です。
それでもノットに苦戦することもしばしば…。
メインラインとショックリーダーの結束には「トリプルエイトノット」を多用していますが、ねじった輪に指を突っ込む場合、輪の長径(楕円となりますので)は3~4cm必要です。
ですが、このアイテムを使えば、輪の大きさは直径約1cmあれば十分です。
また、指を突っ込む場合、ゆとりをもってラインを掴むと、結束後に余分なラインが多く出てしまい、もったいないカットをしなければならなくなります。
お財布にも、環境にもよくありませんね。
『ノットサポートグッズに金なんか払えないぜ!』とお考えの方もいらっしゃるでしょうし、確かにこのPICKERSが無くともラインの結束ができないわけではありません。
が、一度使うと「もう手放せない!」こと間違いなしです。
特徴
商品紹介動画
第一精工の公式HPに商品紹介の動画が上がっていますので、こちらもチェックしてみてください。
実際に使用して感じた詳細は以下の通りです。
サイズ感
記述の通り、全長は上部のカラビナも含めて18.8cm。
縦に構えると、ちょうど大人の掌と同じくらいの大きさです。
カラビナでDカン等に取り付けることも、リール部分の裏側に付いているクリップによりゲームベストやバッグ等に取り付けることも可能となっていますが、このくらいのサイズ感であれば邪魔になることは無いはずです。
メインツール(Light Lig Knotter + Worm Picker)
メインツールはやはりピック部分でしょう。
ピック部分だけで約10.5cmのサイズですので、グローブをしたままでも取り扱いに苦戦することはありません。
ノットを組む際はもちろんのこと、汁系ワームをケースから取り出す際のピンセット代わりとして使用することもできます。
汁系ワーム特有の「ニオイ」に関しては、最終的には指でつまんでジグヘッドに装着するので完全に防げるわけではありませんが、ワームケースの小さな取り出し口に指を突っ込むわずらわしさから解放されるだけでも使用価値ありです。
ピックの先には2つの凹凸が設定されています。
ちょうどピックの先端と中間辺りです。
この凹凸がピックを閉じた際に嚙み合うようになっており、挟んだラインがピックの先端から「すり抜ける」ことを防いでくれています。
この辺りの設計も、さすが第一精工という技ありの個所です。
マルチツール(Line Cutter & JIG EYE Line Picker)
ピック部分にセットで格納されている「Line Cutter」と「JIG EYE Line Picker」。
「Line Cutter」は名前の通り、ラインをカットする爪切り状のカッターです。
ピックでノットを組んだ後の余分なラインをカットする際に、すぐに切り替えて使える便利ツールです。
ピックのハブ部分からスライドターンする形で展開します。
ベースのプラスチック部分は水平方向に向けた状態で約1.2cm。そこから延びるカッター部分は刃先までの長さが約4.2cm。刃幅は約0.85cmとなっています。
数値だけ見ると少し小さく感じるかもしれませんが、実際に手にしてみると、ちょうど良いサイズ感。
ピックのグリップ部分も同様ですが、「肉抜き」してあるため、“見た目のクールさ”と“指先の滑り止め”という実用面での機能が高次元で融合しています。
ラインの切れ味については、フロロカーボンライン、エステルラインは「スパッ!」と切れます。PEラインについては、正直切れにくいです。最近発売されたポリエチレンフュージョンラインの『THE One』についても、PEラインと同様の素材であることが原因なのか、0.08号という極細でありますが、切れにくさを感じました。
ポリエチレン系ラインについては、ハサミやプライヤーのカット刃でカットする方がストレスなく作業できると思います。
「JIG EYE Line Picker」はジグヘッドのアイ等にラインを通すためのサポートツールです。
上の写真では分かりづらいのですが、ベースのプラスチック部分の先端に、極細ワイヤーがひし形状にくっ付いています。
ベースのプラスチック部分は水平方向に向けた状態で約2.2cm。そこから延びるワイヤー部分は約1.2cm。
ジグヘッド以外にも、スナップの小さなアイにも使えそうです。
「Line Cutter」、「JIG EYE Line Picker」ともに、スライドターンするベースのプラスチック部分に“つまみ”が付いていますので、グローブを付けたままの手や、冬場のかじかんだ指先でも簡単に引き出すことが可能です。
クリップ付きリール
カラビナ下のリール部分裏には衣類等に留めるための「クリップ」が付いています。
クリップは360°回転するため、上半身に付けても、下半身に付けても、使い勝手が悪くなるようなことはありません。
わたしは後述するマイクロケース活用術の為、胸元付近に取り付けています。
リールから引き出せる紐も最大70cm伸びますので、余程のことがない限り、「手元まで届かない」という事態は起こりません。
また、万一手を離したとしても、リールがしっかりと紐を巻き取ってくれますので、海に落とすこともないでしょう。
2分割されたマイクロケース
リール部分正面には「小物入れ」が設定されています。
数値上はかなり小さく、『何が入るの?』と考えてしまう方も多いかもしれません。
そこで、参考までにわたしが入れているものをご紹介します。
ショックリーダーの先端に装着するスナップと、最近は出番が少なくなったスプリット用の重りです。
以前はワームケースの1区画に入れていたのですが、ちょうど良い「隙間」でしたので、こちらのマイクロケースに入居することになりました。
入れてみて分かったことなのですが、スナップをくっつけている磁石が、リール内部の金属パーツにくっつくため、マイクロケースの奥底まで落ちません。
おかげで、スナップを取り出すのもラクラクです。指でうまく摘まみ出せない場合は、ピックで摘まむと簡単に取り出すことができます。
こういった小物(特に頻繁に使用するスナップなど)を入れている場合は、取り出しやすさを考えると、上半身に装着する方が使い勝手が良いですよ。
あと、細かな点ですが、マイクロケース蓋とリールの接続箇所(蝶つがい)はプラスチック同士ですので、開け閉めの際に「キュッキュッ」という音がします。
気になるという方は、フッ素スプレーやシリコンスプレーなどの“滑りを良くする薬剤”を塗布すると無音になります。
わたしはフッ素スプレーを塗布しています。
第一精工(DAIICHISEIKO) PICKERS EXのまとめ
個人的に感じた良さをいろいろと書き綴ってみましたが、とにかく「使える道具」であることは間違いありません。
- 最大長18.8cm、最大幅3.6cm、最大厚3.4cm
- 定価2,500円(税込2,750円)
- ライトゲームでのメインラインとショックリーダーの結束を素早く、簡単に行えるノッターと、ラインカッター、ライン通しがセットになった便利アイテム
- 最長70cm伸びる自動巻取り式のリールが付いており、手を滑らせても紛失しない
- リール裏にはクリップが、リール上部にはカラビナが付いており、ゲームベストやバッグなどに簡単に装着できる
- リール正面にはマイクロケースも付いており、ライン関連の小物を収納することも可能
わたしと同じようなライトゲーム主体の方であれば重宝すること間違いなしのアイテムです。
この記事を読んで、『便利そうだなぁ』と思われた方がいらっしゃいましたら是非手に取ってみてください。
この記事が皆さんの良い釣果につながると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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